丸宮穀粉さんへ寄った帰り、昨年滋賀県は草津市にオープンされた、セミオーダーで家具を作ってくれる家具屋さん
Brooklyn Furnitureさんへお邪魔してきました。

37歳にもなるとわかるんですけどね、ここ、オシャレです。


手前のカリモクソファを除いて、家具はもちろん扉、壁、床、天井までオーナーとご家族で作り上げたんですって。…技術とセンスと情熱がもぉ。

オーナーの酒井さん。
妻の友達の旦那さん。
パッと見はワイルドですが柔らかい言葉遣いをされます。…ずるい。

おいしいコーヒーを淹れてくれたのでいい人。





家具について学ぶ際、自分でキチンと修業期間のゴールを設定した上でお店へ勤めにいかれたそうです。
正直、自分の辞書に「人生設計」なんて文字がないタフな僕から言わせてもらえれば…エラいですよね。
契約した時には骨組みだけだった場所をここまで作り上げた苦労話もそこそこに、いまチャレンジしていること、次にやりたいことの話がじゃんじゃん飛び出して、聞いていてすごくワクワクしました。

いまオーナーが力を入れて取り組んでいるのがアメリカで昔、バスや地下鉄の行き先案内に使われていたヴィンテージロールサインの額装。


世の中にこういうモノがあって、集めているファンがいるってことは、も、もちろん知ってたですよ(初めて知った)。

巻いてあるだけだとただの厚紙なのを、きちんと額に入れてあげることでモノの魅力が引き立つ。
モノの魅力を邪魔しないように、木の質感の良さも見せてあげつつ、作り手としての個性もさりげなく織り込む。
ふだん、多くの人が意識していない「額というもの」を一度解体し、再構築して、形にして問いかける。
家具屋さん、と聞くと朝から晩まで木を触っているようなイメージでしたが、実は手を動かしているよりもイメージを膨らませたり、自分の中での問答をしている時間のほうが長いかも、というオーナーの話をしっかりと聞いてみるとなるほどなぁと思いました。

またいい光が入るんです。




ショップカードをわけていただいたので、今週末から はなとね でも持ち帰っていただけます。
すっきりした線をベースに、いろいろな要望にも応えてくださるとのことなので、IKEAも楽しんだし、次は木の質感を楽しめる家具が欲しいなとお思いの方はぜひ一度行ってみてください。
基本的には土・日はギャラリーが開いていて、平日でも事前に連絡をしていれば対応してくださるそうです。
酒井さん、やかましいのがわーわー言うたのに心良く対応してくださってありがとうございましたっ。

来るたびに思いますが、滋賀っていいとこ。