
先日、大阪市中央区で催されていた碧亜希子さんの個展、-Mosaic note-に行ってきました。

広い会場にゆったりといろんな表情の作品がならんでいました。

壁には新作も。わくわく。

碧さんが初期に手がけられたモザイク作品も飾られていました。
石を並べてかたちを作り、色で陰影をつけていく。
その技術の確かさはこの頃からまちがいのないものだったんですね。
それが年月を経て、どんどん自由になっていくんだなぁ。

ちいさな街のようで、どこかの壁画のようで。



いろとりどりで、さまざまなかたち。

『雨の灯り』

作品だけを照らすライトがユーモラス。

見る角度によって表情が変わるので、ぐるぐると回っていつまでも見飽きることがありません。





ぱちぱちとシャッターを切っていると、ダンスショーを見ているような楽しい気分になってきたので、踊るように写真を撮りました。


はじける雨粒のようなタイルの作品を堪能した後、いよいよ新作へ。

しろい!

緻密!

ひとつひとつ石を割って、隣り合う石とのバランスを取って描かれた白からはたくさんの線が浮かび上がり、見ていると不思議とおだやかな気持ちになりました。
思いをめぐらせた時間、手を伸ばした距離のぶんだけ自分の中に降りていくような、とても静かな作品でした。

いいものを見たなぁと思うと同時に、やっぱり物事にはしっかり向き合わないとなぁと改めて気持ちが引き締まりました。

残念ながら個展は終わってしまっているのですが、名古屋のアトリエではモザイク教室も開催されていますので、よろしければ参加してみてください。
碧さん、素敵な作品を撮らせていただいてありがとうございました!