2016年03月03日

コピルアク

今回も1月に行ったインドネシアのお話です。よろしければお付き合いください。


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インドネシアの朝。国が変わっても朝が気持ちいいのは変わりません。


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インドネシアはオーストラリアが近く、訪れる旅行客はオーストラリア人の他、欧米人が多いそうです。
"小麦の国"の欧米の人にとって田んぼは珍しいらしく、ライステラスと呼ばれる棚田を始め、田んぼが見える宿の人気が高いとのこと。

神戸の山側なんて、田んぼだらけなんですけどね。


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案内してもらったのは火山が一望できる場所。ご覧のとおり、高低差があり、熱帯地域だと言うことは…


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コーヒーの産地なのでスッ。
現在、はなとね で提供している自家焙煎コーヒー はなとねブレンド にもインドネシア産のマンデリンを使っているので、「あぁ、こういう場所でコーヒーが栽培され、遠い日本で一杯のコーヒーになっているんだなぁ」と感慨深くなりました。


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そんな話をしていると、「面白いところへ行きましょう」ということに。
車に揺られ、連れていってもらった先には…


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ジャコウネコ!!!!!!

よくよく考えれば、インドネシアは世界で最も高級なコーヒーとして知られるコピルアクの生産地でもあったのです。

コピルアクとは、「コピ」はインドネシア語でコーヒー、「ルアク」はマレージャコウネコの意味で、日本語では「ジャコウネココーヒー」になります。
このコーヒー豆の変わっているところは、ジャコウネコが食べたコーヒーの果実からふんとして排出された豆を洗浄し乾燥したものなのです。

コーヒー豆を果肉から選別する際には、水で洗う水洗式や、乾燥させる乾燥式が一般的な方法で、動物に果肉を食べさせる方法はとても珍しい方法です。

どうしてこんなに面倒な方法を…と思っていたら、その昔、品質のよいコーヒー豆は全て輸出用に回され、現地の方が飲むコーヒー豆がなくなってしまったため、なくなく動物のふんから豆を洗って飲んだのが始まりとのこと。
好奇心というよりはやむにやまれぬ事情から取られた方法だったようですが、ジャコウネコの腸内細菌の働きによって豆が独自の発酵を経た美味しい豆だと知られるようになり、今度はこの豆が輸出用に回されるようになったそうです。…なんというか、切ない話です。

コピ・ルアクの高価な理由は、その精製方法の大変さゆえに収穫量が少なく、稀少価値が高いことが理由で、必ずしもコーヒー豆としての品質や味が最も優れているからというわけではないとのことですが、コーヒー好きとしては一度は飲んでみたいではないですか。


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ジャコウネコにコーヒー豆を食べさせて、テンションが上がりまくる店主。


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昔ながらの焙煎方法。ワイルドです。


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昔ながらの挽き方。ワイルドです。


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粉をふるいにかけています。マイルドです。


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まだ青いですが、コーヒーの実がなっていました。


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いざ、コピルアクが飲める場所へ。どきどきどき。


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これがコピルアク。希少価値はともかく、どんな味がするのか楽しみ。
インドネシアでのコーヒーの抽出方法は日本とは違っていて、カップに豆を入れ、その上からお湯を注ぎます。
スプーンでかき混ぜてしばらく待ち、コーヒー豆が沈んでから飲みます。

いただいてみると酸味が強めだなというのが印象的でした。
ただ、味よりもなによりもペーパードリップに慣れ親しんだ僕にとってはインドネシアの抽出方法ではコーヒーを楽しめないなぁというのが一番大きな感想でした。


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飲み終えるとコーヒー豆がカップに残る抽出方法。
インドネシアではこの豆も食べてしまうそうですが、エグみも全部でてしまっているような…。


願わくば、ペーパードリップで抽出したコピルアクを…、そして叶うことなら自分で焙煎し、豆の可能性をきちんと引き出したコピルアクを飲んでみたい…そんなわがままを世間話のついでにコーディネーターさんに言ってみると…


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現地の生産者さんにお話を通してもらい、コピルアクの生豆を分けていただきましたァ〜。…奇跡!


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帰国し、いよいよ焙煎です。長年愛用している焙煎機に入れて…


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できた。インドネシアの豆らしい、大きく膨らむきれいな焼き上がりです。


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そしてペーパードリップ。
お湯を入れるタイミングと量を測りながら抽出します。


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僕が思う、丁寧でフレッシュな理想のコピルアクが目の前に。


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現地で飲んだのは何だったのか、と思うほどの香りと苦み・酸味・甘みの複雑な味わいとまろやかな舌触り。
お砂糖なしでコーヒーの豊かな表情が楽しめる素敵な味に仕上がりました。

これなら希少価値に負けないだけの品質だと感じられます。

もう少しだけ残っている豆があって、なんだか自分だけで飲んでいるのはもったいないので、この週末、ご希望の方には提供させていただこうと思います。

ただ…お値段的に…一杯1,000円を頂戴できれば…と…。
詳しい内情は避けますが、これでも利益は度外視したお値段なのです…。

一生に一度の記念と割り切れる方のみ、お申し付けいただければと思います。

よろしければお試しください〜ヾ(❀╹◡╹)ノ゙


こころ、ゆれるといいなぁ〜。 Switch!!


posted by murakami at 16:25| Comment(2) | はなとね
この記事へのコメント
めちゃくちゃおもしろいしココロも揺れましたとも!
Posted by みまさあこ at 2016年03月03日 23:04
みまさん いつもながら素敵な好奇心!ウクレレ演奏の出演料という交換条件ではいかがでしょうか!!
Posted by murakami at 2016年03月04日 10:44
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